Vol.2:これだけ知れば大丈夫!英語の a と the の違いをわかりやすく説明します

左脳ノウハウ

こんにちは!

左脳担当のタナベです。

毎週土曜日に、右脳担当のジョージ先生と、全脳英語メソッドに基づく、英語学習コラムをお届けしています。

先週のジョージ先生のコラムはご覧いただけましたか?もしご覧になったら、コメントもお寄せくださいね。

コメントはお一人お一人拝見していますし、私たちの励みにもなりますので、ぜひお願いします^^

さて、今日のコラムでは、私たちが英語を学ぶ際、必ずと言っていいほどぶつかる、「aとtheの違い」について説明します!

第二言語習得理論では、文法力の向上は、インプットとアウトプットのいずれにも役立つと言われています。

aとtheの違いがわかれば、英会話の際、「冠詞をどちらにしようか…」と迷うことがなくなり、スムーズに会話できるようになります。

インプット系の科目にも役立つので、英語を聞き取る際、より意味を明確に理解しながら、リスニングできるようになりますよ。

ぜひ最後までご覧ください!

英語の a/an の使い方

“a” と “the” は、英語の冠詞(articles)と呼ばれる語彙です。

冠詞は名詞の前に置かれ、名詞を修飾する役割を持ちます。

“a” は、単数形の名詞の前に置かれる冠詞で、不特定のものを表します。

例えば、”a book” は「1つの本」を意味しますが、どの本を指しているわけではありません。不特定の、ある1つの本という意味ですね。

単語が子音で始まる場合は a、母音で始まる場合は an を使います。

英語の the の使い方

“the” は、単数形または複数形の名詞の前に置かれる冠詞で、特定のものを表します。

例えば、”the book” は「その本」を意味します。話題にすでに言及されたり、読者や聞き手に既知のものを指している場合に使われます。

また、”the” は、「唯一のもの」や「ある種のグループの中で最も重要なもの」を指すこともできます。

例えば、「the sun」は太陽、「the president」は大統領、 「the best book」は最高の本を意味します。

a と the を使い分ける方法

“a” は、名詞が初めて言及された場合や不特定のものを表す場合に使います。

例えば、「I saw a cat.」(初めて言及された猫)、「She’s looking for a job as a teacher.」(どの教師の仕事でも良い)など。

“the” は、特定のものを表す場合に使います。

例えば、「I saw the cat that we were talking about earlier.」(特定の猫を指し示している)

「I went to the supermarket and bought the milk that we needed.」(特定の牛乳を指し示している)

など。

“a” や “the” が必要ない場合もあります。例えば、「I like pizza.」(不特定のピザについて話している)、「He went to school.」(特定の学校について話しているわけではない)など。

これらのルールを基本にしながら、文章の文脈や意図に合わせて “a” や “the” を使い分けるようにしましょう。

ぜひ試してみてくださいね。

来週は、右脳担当ジョージ先生のコラムをお届けします。

どうぞお楽しみに!

コメント一覧

  1. やぼてん より:

    不定冠詞aは、どの様な時に省いても良いのですか?

    • 左脳派講師・タナベ より:

      >やぼてんさん

      省略が可能な場合はいくつかありますが、andでつながる場合、2つ目以降の名詞の前の不定冠詞は省略される傾向にあります。

      例:
      a police station, hotel, cafe, and general store
      (警察署、ホテル、カフェ、雑貨店)

  2. iku より:

    改めて説明して頂くと、頭の整理に役立ちます!初心に返って、しっかり基礎から頑張らなくては!
    ありがとうございました。

    • 左脳派講師・タナベ より:

      > ikuさん

      良かったです!

      これからも役立つ記事を書いていきますので、お楽しみに☆

  3. やぼてん より:

    不特定な名詞の場合に、aを付けたり付けなかったりしますが、その使い方は、決まってますか?

    • 左脳派講師・タナベ より:

      >やぼてんさん

      不特定な名詞の場合、それが可算名詞なら a/an、不可算名詞なら a/anをつけずに使います!

      a book: 1冊の本
      water: 水

      the book: 特定の本
      the water: 特定の水

  4. Poo より:

    「特定」の意味についてもう少し詳しく教えていただけませんか?
    「特定の牛乳を指し示している」とあります。スーパーマーケットには牛乳がたくさん並んでいるのに特定されると言えるのでしょうか。特定というと1本あるいは1種類というイメージがあります。この牛乳は特定の1種類の牛乳ということなのでしょうか。

    “a pizza”ということもあるように思いますが、“a”や“the”が付く場合と付かない場合の違いはどこにあるのでしょうか?

    以上2点についてご教示ください。よろしくお願いします。

    • 左脳派講師・タナベ より:

      > Pooさん

      特定・不特定に関しては、英語でも特に難易度の高い分野ですね…

      さて、今回の例文で言いますと、

      I went to the supermarket and bought the milk that we needed.
      (私はスーパーマーケットに行きました、そして必要な牛乳を買いました)

      の意味になります。

      milk には that we needed(私たちが必要な)という、関係詞節がついています。

      すなわち、スーパーで売られている不特定の牛乳ではなく、特定の必要だった牛乳(= ◯◯メーカーの牛乳1本とか、低脂肪乳など)のように、話の文脈で特定できるため、theをつけています。

      (例えば、「今日は低脂肪乳を買いたいね」と話をしていて、その状態でスーパーに行き、低脂肪乳が売られていれば、「あれ、あの牛乳を買おう!」と言えるでしょう。このような感覚です。)

  5. ノンちゃん  (暢気のノンです) より:

    a と the の使い方は学校では教えて貰って判っているつもりですが、会話の中ではそれらを区別して話す余裕などなく、残念ですが、会話の中でちゃんと意識して話の中で使い分けていることはあまりないと思います。というよりは、それが必要になる、そんな長い会話は現在の私には出来ないと云うことでしょう。今後の6ヶ月後が楽しみです。よろしくお願いします。
     

    • 左脳派講師・タナベ より:

      > ノンちゃん

      aとtheの違い、シンプルに見えて、実は奥深いものです…

      英会話の際、まずは文法的な正確性より、流暢に話せることを目指しましょう!

      次に、少しずつ正確性を増していけると良いですよ^^

  6. Machi より:

    田邊先生ありがとうございました
    よく分かりましたが
    不特定の言葉でpizza の時はaを付けない
    ところをもう少し詳しく知りたいです。
    よろしくお願いいたします

    • 左脳派講師・タナベ より:

      > Machiさん

      pizza ですが、不可算用法と可算用法のいずれも可能です。

      例文のように、「ピザ(という種類の食べ物)が好き」というときは、a/anをつけないほうが普通と言えます。

      逆に、a/anをつけるのは、order a pizza(1枚のピザを注文する)のように、明確に数が意識されるときですね!

  7. トモ より:

    a the の使い分けの方法
    このようのして分け方があり、ルールがあるんですね。

    • 左脳派講師・タナベ より:

      >トモさん

      そうなんです、一見すると小さな語なのですが、実はとても奥深いんですね…

      この辺りがわかってくると、英語の成長が実感できて、楽しくなりますよ^^

  8. Akemi より:

    わかってそうで、わからない。そして今さら聞けないような事をわかりやすく教えてもらってありがとうございます。

    • 左脳派講師・タナベ より:

      >Akemiさん

      aとtheの違い、なんとなく雰囲気ではわかっていても、実際に使うのは難しですよね…

      ぜひまたご覧になってくださいね。