こんにちは、全脳英語メソッド 左脳担当のタナベです!
当ブログでは、毎週、英語学習に役立つ情報を発信しています。
先日公開した記事も、既にコメント数が30件を超えるなど、たくさんの反響をいただいています!
一所懸命、記事を書いているので、嬉しいです^^
まだご覧になっていない方は、ぜひ下記のリンクより読んでみてくださいね。
さて、今日のコラムは will と be going to の違い についてお話します!
will と be going to は、いずれも「〜だろう」の意味で未来をあらわす表現ですが、使い方が若干異なります。
- 「willとbe going to、昔、学校で習ったなぁ〜」
- 「違いがあると聞いたけど、結局、何だったっけ…?」
- 「どちらを選べばいいかわからず、いつも迷ってしまう…」
このように感じる方も多いでしょう。
たしかに、will と be going to を間違えて使ってしまっても、会話がまったく通じないというわけではありません。仮に使用を誤っても、相手はなんとなく察して、わかってくれるでしょう。
ただ、それぞれの表現の持つニュアンスは違います。使い方を間違えると、あなたの言いたいことが、誤って解釈されてしまう可能性があるんですね。
せっかく英語で文を作ったのに、それが伝わらないのは、嫌ですよね…?
この記事で、両者の違いをわかりやすく説明します。本記事を読めば、今後、will と be going to の使い分けで困ることはなくなり、よりスムーズに英語で発信できるようになりますよ。
記事の最後にクイズもありますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
それでは、はじめましょう!
まずは基本から!英語で未来をあらわす方法
まずは、英語で時間をあわらす方法について、おさらいしていきましょう。
私たちが英語で何かを伝える際、その話題がいつ起きたのか、時間を示す必要があります。
例えば、「私はピザを食べた」は過去の出来事ですが、「私はいつもピザを食べます」は、現在の習慣をあらわします。
「ピザを食べる」という行為自体は同じでも、時間関係が異なれば、伝え方が変わってきますね。
日本語の世界と同じように、英語の世界にも、現在、過去、そして未来といった時間軸があります。
英語では、現在と過去は動詞の形を変えることであらわします。例えば、現在形work (働く) は、過去形では worked (働いた) になります。
ここで注意する点として、「未来をあらわす方法」は、過去形とは事情が異なります。
英語では workl のように、語の形を変えて表現できないため、代わりに、will を使って未来を表現するのです。
したがって、
- I eat pizza everyday. (毎日, ピザを食べます)
- I ate pizza yesterday. (昨日, ピザを食べました)
- I will eat pizza tomorrow. (明日, ピザを食べるでしょう)
のように、文のあらわす時を表現するのです!
この2点をおさえれば大丈夫!willとbe going toの違い
英語で未来をあらわすためには、will を使うということがわかりました。
ここで一件落着… のように見えるのですが、少しだけ複雑な事情があります。
私たちの世界において、未来の出来事はまだ、発生していません。そのため、未来をどのように見るかによって、表現を変える必要があります。
will は高い確信度をあらわす未来ですが、英語にはもう一つ、be going to (…するでしょう) があります。be going to を使うことで、will とは異なる角度で、未来について述べられるのです。
言い換えれば、同じ事態であっても、will と be going to を使い分けることで、ニュアンスを変えられるということです。
それでは、will と be going to にはどのような違いがあるでしょうか? 以下、2つの違いを見ていきましょう。
違い1: 発話の時点で決まっていたかどうか
いま、AさんとBさんという、2人の家族がいる状況を考えましょう。そして、Aさんが次のように言ったとします。
- There is no soy sauce in the house. (家に醤油がないね)
これに対して、Bさんが「醤油を買ってきます」と答えるとすれば、1つ目のパターンとして、will を使う方法があります。
次の例文を見てみましょう。
- I’ll get some tomorrow. (それなら明日買ってこよう)
Bさんは「それなら明日、買ってこよう」と返答しています。
ここからわかるように、話し手が主語の文で will を使う場合、「いま決めたこと」というニュアンスが含まれます。
Aさんに醤油がないと言われたので、それなら買ってこようと決めたわけですね
続いて、be going to の例を見てみましょう。
- I’m going to get some tomorrow. (明日買いに行きますよ)
Bさんは「明日、買いに行きますよ」と返答しています。
Bさんは、Aさんに指摘されるまでなく、もともと醤油がないことに気がついており、そして買いに行くつもりだったことが示唆されます。
このように、will は「今決めたこと」、be going to は「すでに決めていたこと」という点に違いがあります。
違い2: 原因や予兆が既にあらわれているかどうか
will と be going to には、もう一つの違いがあります。
次の例文を見てみましょう。
- It will rain tomorrow. (明日は雨でしょう)
話し手は、明日、雨が降るだろうと述べています。
このような場合の will は、客観的な未来の予測です。
いわば、天気予報のような感じで、明日の雨について予測しているわけです。
一方、次の例文はどうでしょうか。
- It‘s going to rain. (雨が降りそうだ)
この場合、話し手の周囲には、雨が降りそうな予兆があらわれています。
例えば、さっきまで晴れていたのに急に雲が出てきたとか、雨のにおいがしてきたとか、そういった状況ですね。
言い換えれば、be going to を使うことで、話し手の主観的な判断を表していると言えます。
まとめると、will は客観的な未来、be going to は主観的な未来をあらわすのに使えると言えるでしょう。
will と be going to の使い分けクイズに挑戦!
本記事の最後として、will と be going to の使い分けクイズに挑戦してみましょう!
設問にはそれぞれ、英文があります。その英文について、選択肢aと選択肢bの2つの解釈を用意しました。
いずれかの解釈が妥当で、もう1つは不適当です。どちらの解釈が良いか、当ててみてください。
それでは、はじめていきましょう!
Q1. 次の英文の正しい解釈はどっち?
We are going to travel to Europe during the summer vacation. (夏休みの間、ヨーロッパに旅行に行きます)
- a. 話し手たちはもともと、ヨーロッパ旅行を計画しておらず、この発言をした時、旅行に行くことを決めた。
- b. 話し手たちは、ヨーロッパ旅行を計画しており、それに向けて準備を進めている。
Q2. 次の英文の正しい解釈はどっち?
There’s going to be a storm. (嵐になりそうです)
- a. 雷が見えたなど、嵐の予兆があらわれており、それを元に、話し手の見解として述べられた内容。
- b. 気象予測などにおいて、データを元に、客観的に予測された状況。
それぞれ、正解がわかったら、コメント欄に書いてみてください。
今日の内容がお役に立てたら幸いです。
それでは!
コメント一覧
B
A
b
a