Vol.37【要注意】英語のリスニングで必ず聞き間違える単語3選!これがわかれば聞き取りのストレスは一気に軽減!

左脳ノウハウ

こんにちは!

全脳英語メソッド 左脳担当講師のタナベです。

ようやく春らしい季節になってきましたね。

私の住んでいる地域でも、一気に気温が上がり、春物の洋服で出かけられるようになりました。

海外からの観光客の方もたくさん訪れており、気温の暖かさと相まって、街はとても賑わっているように見えます。

気持ちがワクワクしてくると、新しいことをやってみようという気にもなれますよね。

季節の変わり目をきっかけに、「よし、英語をやってみよう!」と考えている方もいるかもしれません。

英語を学ぶきっかけは色々ありますが、本ブログでも圧倒的に人気の科目がリスニング(聞き取り)です。

英語を聞き取れるようになりたい」と思う方は多いでしょう。

一方、英語は日本語と音の構造が異なるので、ただ聞き流すだけでは、英語が頭の中に残らないのも事実です。

英語のリスニングが怖い…」とすら思ってしまう方もいるかもしれません。

実は、かつての私もそうでした。

英語は日本語に比べて、話す速度が異様に速い言語に思えました。なぜ他の人が聞き取れるのか、不思議で仕方がなかったものです。

ただ、その後英語を学び続けて、リスニングができるようになり、さらに英語を指導する立場になると、見え方が180度変わりました。

実は、英語には「文中によく出現するものの、私たち日本人が誤って認識してしまい、その結果として何度聞いても覚えられない単語」が存在します。

それらを先に学ぶことで、苦手な音が減り、結果として全体のリスニングも良くなるのです。

そこでこの記事では、英語初心者の方に知っておいてほしい、私たちが勘違いしがちな英語の音3選を紹介します。最後にクイズもあるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

それでは、はじめていきましょう!

1.「ネア」のように発音されるthere

1つ目の単語は there です。これは「そこに」の意味で、話し手からやや離れた場所を指す際に使います。

私はこれまで、1,000人以上の方に英語を教えてきましたが、ほとんどの方が「thereが聞き取れません…」というお悩みを持ちます

詳しく聞いていくと、

  • 「英文を読むと there がそこにあるのがわかるが、何度聞いても、聞こえない」
  • 「冒頭の「ゼ」だけ聞こえる」
  • 「後の「ア」だけが聞こえる」

など、様々です。

実は、there を「ゼア」のようにそのまま読むことは多くなく、音が弱く発音される結果、「ネア」のようになります。

言い換えると、there は「ネア」だと思っていると、違和感なく聞き取れるようになるんですね。

次の音声では、from there(そこから)と発音しています。there を「ネア」(あるいは「ゼ」と「ネ」の中間の音)と思って聞いてみましょう!

(上記のバーの中にある「▷」を押すと再生されます)

2. 「ナッ」のように聞こえるthat

2つ目の単語は that です。「あれ」や「あの」の意味で使われます。

単語としては中学レベルですが、聞き取りは上級者でも苦戦します。

that を文字通り「ザット」だと思うと、ほとんどの英文は聞き取れなくなります。

なぜなら、「ザット」のように読まれることは少なく、実際は音が弱くなるからですね。

まず、後半の t の音が弱まり、わずかな間としてその痕跡だけが残ります。なので、「ザッ(ㇳ)」のように思っておきましょう。

さらに、前半の音も弱くなるので、「ザッ」と「ナッ」の中間くらいの音になります。

先ほどの there の例でもそうでしたが、私たちが「ザ」だと思っている音は、「ナ」に近いような音になる傾向があります。

結果として、that は「ザッ」と「ナッ」の中間のように読まれます。

次の音声は in that place(あの場所で)と言っています。that を「ナッ」と思うと、聞こえるようになりますよ!

3. 「ァン」と読まれる and

最後の単語は and です。「…と」や「そして」の意味で使われますね。

こちらも中学レベルの単語ですが、聞き取れるようになれば、上級者です。

and もまた、私たちの認識と実際の音がかけ離れています。

もし、これを「アンド」と思ってしまうと、ほとんどの英文は聞き取れなくなるでしょう。なぜなら、実際は「ァン」のように読まれるからです。

より詳しく説明すると、d は多くの場合、そのままの音では読まれなくなり、そのわずかな痕跡だけが残ります。

そして、an は「ア・ン」ではなく、「ァン」のように、弱く、短く読まれます。

さらに、くだけた発話では「ア」の音すらなくなり、「ン」だけが残る場合があります。

例えば、rock ‘n’ roll(ロックンロール)は rock and roll の省略形ですが、and の n だけが残るので、「ロック “ン” ロール」というわけです。

次の音声は、もう少し標準的な例として、you and me(あなたと私)を発音しています。and が見事に「ァン」になっているので、注目して聞いてみてくださいね。

クイズに挑戦!

最後にクイズに挑戦してみましょう!

以下、英語による音声を3つ用意しました。

音声A、B、Cのうち、1つだけ、there を含んだ音声があります(= 間違いの2つは there を含んでいません。)

there を含んでいるのは、A、B、C のどの音声でしょうか?

選択肢A

選択肢B

選択肢C

正解がわかったら、「A」のように、コメント欄に書いてみてくださいね。

単語の意味はわからなくても、音だけで識別できれば大丈夫です^^

それでは!

コメント一覧

  1. 匿名 より:

    B

  2. Ryu より:

    B

  3. gie より:

    B