Vol38.【 英会話に役立つwannaの使い方!】リスニングのコツやwant toとの違いを例文で説明!

右脳ノウハウ

こんにちは!

全脳英語メソッド 右脳担当講師のジョージです。

本ブログでは、英語のリスニング(聞くこと)やスピーキング(話すこと)に関する様々な情報をお届けしています。

「役に立った!」、「なるほど!」といったコメントを多くいただき、とても嬉しく思います^^

今日も「リスニングやスピーキングに役立つものの、教科書にはあまり詳しく載っていない」といったノウハウをお話しましょう!

本日のテーマは wanna です。wanna は want to の略で、意味としては「…したい」をあらわします。

英語を学んでいると、場合によって want to が使われることがあれば、wanna が用いられることもあります。

「話す時、どちらの表現を使えばいいの!?」と悩まれる方も多いでしょう。

本記事では、まずは wanna の使い方について簡単に述べていきます。wanna と want to の聞き分けクイズもあるので、理解度が深まるはずです。

ぜひ、最後までご覧くださいね。

want to の使い方

はじめに、want to の使い方から説明しましょう。

want は「欲する」の意味で使われる動詞です。

I want a new bike. といえば、「私は新しい自転車がほしい」の意味になります。

want は上記のように単体で使われることもありますが、より一般的には、want to(…したい)の形で用いられます。

to は不定詞につき、動詞の原形が続きます。例を見てみましょう。

  • I want to know more about you. (あなたについてもっと知りたいんだ)

話し手は聞き手に興味を持っており、もっと知りたいと述べています。

否定文でもよく用いられます。

  • I don’t want to do it. (やりたくありません)

割と直接的な言い方ではありますが、相手からの提案を拒絶したり、あるいは拒否する意思を示す際に使えそうです。

want to はくだけて wanna と発音される

このような使い方をする want to ですが、発音に注目すると、興味深い現象が起こります。

まず、want(ウォント)の語尾の「t」と、 to(トゥ)の語頭の「t」が同じなので、音がつながります。

カタカナで書くと「ウォントゥ」のようになります。

日本語話者はどうしても、「ウォント/トゥ」のように分けて発音しがちなのですが、実際は上記のように音がつながる点に注意しましょう。

そして、一般的に英語は、場面によって発音の仕方が変わっていきます。くだけた文体では音がつながり、逆に正式な場面では、音のつながりが弱くなります。

want to は普通、「ウォントゥ」のように発音されますが、友だち同士など、カジュアルに話す場合、音の境目が曖昧になるため、「ウォ(ン)トゥ」、さらには「ワナ」のようになるのです。

「ワナ」の音をつづりにしたものが wanna です。

つまり、wanna という単語がもともとあるというよりは、本来は want to と2語で使われるものが、発音つづりとなってあらわれたのが wanna になるわけですね。

尚、want a も「ウォントア」と読まれることから、wanna のように短縮されることもあります。この記事では、wanna といえば want to の略ということで、いったん進めましょう。

want to と wanna を聴き比べてみよう

want to と wanna がどのように異なるのか、音を聴き比べてみましょう!

以下、「今夜映画に行きたい」の意味の英文を2つ、用意しました。1つ目が want to、2つ目が wanna と発音されています。

*例文1(want to)

  • I want to go to the movies tonight.(今夜映画に行きたい)

(三角形の再生ボタンを押すと音が流れます)

*例文2(wanna)

  • I wanna go to the movies tonight.(今夜映画に行きたい)

(三角形の再生ボタンを押すと音が流れます)

want to と wanna の違い、感じられるでしょうか?

want to は「ウォントゥ」ですが、アクセントは前半(ウォンの側)にあるほか、「トゥ」の「ゥ」が弱めです。

wanna は日本語の「ワナ」に近いので、どちらかと言うと、wanna のほうが聞き取りやすいかもしれません。

尚、前述のように、wanna は友だち同士など、くだけた場面で使われます。日本語に訳すと「…したい!」のような感じで、場合によって子供っぽく聞こえることもあります。

そのため、初対面の相手、あるいは社会的距離のある相手と話す際、wanna の使用には慎重になる必要があります。

want to を用いるか、あるいは would like to(…したい)を用いたほうが、より大人っぽく聞こえますよ。

want to と wanna の聴き比べクイズ

最後に、want to と wanna の聴き比べクイズに挑戦してみましょう!

以下、2つの例文を用意しました。それぞれ、want to と wanna のいずれかが使われています。

どちらの音で発音されているか、聴き比べてみましょう。

設問1. want to と wanna のどちらが使われているでしょうか?

(三角形の再生ボタンを押すと音が流れます)

  • (A) want to
  • (B) wanna

Do you _____ grab a bite to eat?
(ちょっと食べに行きたいかい?)

設問2. want to と wanna のどちらが使われているでしょうか?

(三角形の再生ボタンを押すと音が流れます)

  • (A) want to
  • (B) wanna

She _____ become a doctor when she grows up.
(彼女は大人になったら医者になりたいと思っています)

正解がわかったら、コメント欄に書いてみてください。

私が正解を返信します。

今日もご覧いただき、ありがとうございました。

それでは!

コメント一覧

  1. らくさん より:

    設問1. wanna
    設問2. want to

  2. ノブリン より:

    いつもスキップしていましたが、今日初めてしっかり見させていただいて、びっくりです!!
    こんなに役に立つお話だったのですね。勿体ないことをしました。以後、しっかり見させていただきます。
    ありがとうございます😊

  3. Ricky より:

    設問1, B. 設問2,A

  4. ゆゆ より:

    Q1―B
    Q2―A