Vol35. 【英語の「can’t」を聞き取る方法!】3つのポイントでcanとcan’tをすぐに聞き分けよう!

左脳ノウハウ

こんにちは!

全脳英語メソッド、左脳担当講師のタナベです。

このブログでは、おおよそ毎週、大人の英語学習者のために、使える英語力アップのポイントを解説しています。

毎回、欠かさず、ご覧いただいている方、誠にありがとうございます!

今回初めて見た方、あるいは久しぶりにお読みの方でも、内容を理解できるようわかりやすく説明しているので、ご安心くださいね。

さて、今日のテーマは英語の聞き取りです!

聞き取りはリスニングとも呼ばれる、英語の四技能の一つです(かつてはヒアリングとも呼ばれていました。)

リスニングを学ぶことで、たくさんのメリットがあります!

例えば、

  • 海外の映画やドラマを字幕なしで観られる
  • 英会話で相手の言っていることがわかる
  • 英語を聞くことを通じて単語や文法を覚えられる

など、実践的な英語力向上に、リスニングは欠かせないスキルです!

ただ、いざ英語の聞き取りやってみると、壁にぶつかることがあります。

英語に興味のあるあなたは、次のような悩みをお持ちではないでしょうか?

  • 英語が早口で聞き取れない…
  • 聞いた文をすぐに忘れてしまう…
  • わからない単語で耳が止まってしまう…

状況はとてもよくわかります。私もかつて、このような悩みがあり、聞き取りにとても苦労しました。

聞き取り力を改善するポイントは様々ありますが、もっとも重要な要素の一つが「弱い音をキャッチできる力」です。

英語は音が弱くなって発音される箇所があるため、その部分の聞き取りができると、文全体のリスニングが一気に改善します!

そこでこの記事では、英語の弱い音をキャッチする方法について、わかりやすく解説していきます。

即効性のある効果を感じてもらうため、弱い音の代表格である、can’t のリスニングに絞ってお話しましょう。

最本記事を読むことで、リスニングの改善が実感できるはずです。ぜひ最後までご覧ください!

can’t の聞き取りが難しく感じる理由

英語の can’t は can not の省略形です。「…できない」の意味で、助動詞として使われます。

単語としては中学レベルで簡単なのですが、聞き取りとなると、案外苦戦を強いられます。

試しに、次の例文の音を聞いてみましょう。

英文は I can’t believe it. で、「私はそれが信じられない」の意味です。

「believe と it のつながりが聞き取れなかった」という声も聞こえてきそうですが、いったん今回は can’t の箇所だけに集中してみましょう。

すると、次のように感じるはずです。

「can’t の箇所が can に聞こえた…」

can’t と can は音が似ているため、ここで聞き取りできなかったという方が多いでしょう。

ただ、意味の点では真逆なので、ここは確実に聞き取れるようになりたいところです。

ここまでのところをいったんまとめると…

can’t は音自体がまったく聞こえないわけではなく、can との識別で苦戦するということがわかりました。

それでは、can’t をどのように聞き取ればいいのか、そのコツをこの後、説明しましょう!

can’t を聞き取る3つのポイント

can’t の聞き取り、および can と区別するポイントは3つあります。1つずつ、紹介していきましょう。

ポイント1. 単体では「’t」の音が発音される

1つ目のポイントは、単体で発音する際、can’t では ‘t の音が強く読まれます。

例を聞いてみましょう。

「’t」の t の音がわかれば、can’t と認識できるはずです!

ポイント2. can’t は「ア」と「エ」の中間のような音になる

2つ目のポイントとして、can’t の母音の発音があります。

can’t の発音記号を見てみましょう。

  • /kǽnt/

ここで、/ǽ/ の部分に注目します。

見慣れない記号ですが、これは cat(猫)の発音とおなじで、「ア」と「エ」の中間のような音になります。

can’t 単体の音を聞いてみましょう。

一方、can は /kən/ とあらわすように、母音の音が弱くなります。

わかりやすく言うと、can より can’t のほうが、「キャーン」のような感じで、少々強調されたような言い方をすることになります。

ポイント3. can’t は can よりわずかに音の間がある

3つ目のポイントは、can’t は can に比べて、わずかに音の間があることです。

例として、I can believe it. と I can’t believe it. を聴き比べてみましょう!

can’t は can と比較して、n’t がある分、少しだけ音が長くなるような印象があります。

たとえ、can’t の t の音が脱落しても、その余韻が(ほんのわずかながら)残っているわけです。

以上、3つを説明しましたが、共通すること、それは can’t のほうが強調されて読まれるという点です。

この点を抑えると、聞き取りがより良くなると思います!

can’t の聞き取りクイズに挑戦してみよう!

ここまで、英語のリスニング力を伸ばすポイントとして、弱い音の聞き取りについて説明してきました。

そして、弱い音の例として、can’t を紹介して、3つのポイントをお話しました。

最後に、英語の音の聞き取りクイズをやってみましょう!

以下、3つの音声を用意しました。それぞれ、can あるいは can’t が含まれています。

どちらの音で発音していたか、聞き分けてみましょう!

Q1. No, I can’t.

  • (A) can
  • (B) can’t

Q2. ___ you attend the meeting tomorrow?

  • (A) Can
  • (B) Can’t

Q3. He ___ lift the heavy box by himself.

  • (A) can
  • (B) can’t

正解がわかったら、コメント欄に書いてみてください。私から返信いたします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

それでは!

コメント一覧

  1. tomo より:

    Q1-A
    Q2-B
    Q3-B

  2. もき より:

    色々立て込んでてやっと拝見できました!
    BABで聞き取れましたが、3のheavyがhappyに聞こえてしまいます!
    それじゃ全然意味わかりませんよね汗

    • 左脳派講師・タナベ より:

      >もき様

      意味から逆算して音を推測すること、良いと思いますよ!

      総合的な英語力の向上が期待できますね^^

  3. 矢萩 恵子 より:

    お世話になっております。メールが迷惑メールに振り分けられていたので、遅くなりました。
    すみません。

    Q1) B
    Q2) A
    Q3) B

  4. ハラちゃん より:

    1.B
    2.A
    3.A
       

    • 左脳派講師・タナベ より:

      >ハラちゃん様

      Q3だけBが正解となります!

      Q1とQ2は合っていますよ^^

  5. 匿名 より:

    1.B
    2.A
    3.A