こんにちは!
全脳英語メソッド、左脳担当のタナベです^^
毎週お届けしている全脳英語ブログですが、先日配信した some と any の使い分けの記事、たくさんの反響をいただいています!
「わかりやすい!」や「いつも丁寧な説明、ありがとうございます!」など、あたたかいコメントもたくさんいただきました。
一所懸命書いてよかったと思います^^
まだご覧になっていない方は、次のリンクより読んでみてくださいね。
さて、今日のテーマは『関係代名詞』です。
… と聞いて、気分が上がる方はあまりいないでしょう…笑
きっと、次のように感じたのではないでしょうか…?
- うぅ、一番苦手なものがきた…
- 関係代名詞と聞くだけで嫌になる…
- 何度学んでも、結局、よくわからない…
気持ちはわかります。
関係代名詞という仰々しい名称からして、学習意欲を削ぎますよね…
いかにも学校英語という感じもしますし、英語の嫌な記憶がよみがえります。
「私は日常会話を学びたいから、関係代名詞なんて必要ない…」と考える方も多いでしょう。
たしかに、関係代名詞は書き言葉だったり、あるいはかたい言葉で使われることが多いものです。
ただ、日常会話で関係代名詞が使われないわけではありません。
次の例文は、世界的な大ヒット映画『プラダを着た悪魔』のセリフの1つです。
… you’re wearing a sweater that was selected for you by the people in this room.
(この部屋にいる人たちによって選ばれたセーターを着ているんですよ)
文中に登場する that は関係代名詞です。ここでは、was selected … の主語として使われています。
このように、日常的なカジュアルな会話で、関係代名詞が使われることも多々、あるんですね。
関係代名詞は複雑なので、これを使った文を作ることはできなくても構いません。
一方、関係代名詞を含んだ文を、聞いてわかるようになれば、英語の幅は間違いなく広がります!
そこで、この記事では、英語の関係代名詞について、基本的な使い方をわかりやすく説明します。
関係代名詞は用法が色々あるのですが、本記事ではあえて、もっとも基本的と思われるものに絞って、その使い方を紹介します。
はじめからすべての用法を知ろうとすれば、種類が多くて挫折の原因になります。あえて、説明を絞ることで、苦手意識をなくし、「なるほど!」と思っていただけるようにしました。
関係代名詞クイズも用意するので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
それでは、はじめていきましょう!
関係代名詞とは「名詞を説明する追加パーツ」と覚えるとOK!
まず、冒頭にも申し上げましたが、「関係代名詞」という名称がよくありません。
「代名詞が関係する? なにそれ?」と思ってしまいますね。
色々な説明の仕方ができますが、この記事では、関係代名詞を「名詞を説明する追加パーツ」と考えることにしましょう!
名詞とは、book(本)やJohn(ジョン)など、人・物・事の名称をあらわす語です。関係代名詞は、名詞に追加の説明を加える際、使うものなんですね。
例えば、「本を売る店」を英語で言いたいとします。
店は shop です。ここでは、一般的な店について言うので、a shop としましょう。
- a shop(<1つの> お店)
店と言っても色々ありますが、私たちがいま言いたいのは、「本を売る店」です。「売る」は sell、「本」は book です。
ここで登場するのが関係代名詞です! 関係代名詞にも色々な種類がありますが、わかりやすいもので that を使うとしましょう。すると、次のようになります。
- a shop that sells books(本を売る店)
直訳すれば、「店、それは本を売る」のような構造です。
that 以下は、名詞(店)を説明するパーツとして機能していることがわかりますね。
もちろん、関係代名詞を使わず、別の言い方で表現することも可能です。例えば、「あの店は本を売っている」なら、次のように言えます。
- The shop sells books. (あの店は本を売っている)
ただ、あまり文を短くすると、情報量がなくなってしまい、言いたいことがスムーズに伝わらなくなってしまいます。関係代名詞を使うことで、文の情報量を増やすことができるというわけです。
関係代名詞 that, who, which の使い分け
ここまでのところで、関係代名詞が使われる理由について、わかったと思います。
より具体的な話に入りましょう。
関係代名詞の種類は様々ですが、主要なものに、that、who、which があります。
使い分け方の基準は簡単で、関係代名詞が説明する名詞が、人であれば who、物・事であれば which、を使用します。人・物・事すべてに共通して使えるのが that です。
例えば、名詞が人の場合、who あるいは that が使えます。
- a woman who lives next door(隣に住む女性)
- a woman that lives next door(隣に住む女性)
名詞が物・事の場合、which あるいは that が使えます。
- the shirt which is on sale(販売中のシャツ)
- the shirt that is on sale(販売中のシャツ)
that は万能と思われがちですが、1つだけ欠点があります。関係代名詞の前に「,(コンマ)」がつく時、that は使用できません。who か which のみを使用します。
- I have two brothers, who are both teachers.
(私には2人の兄弟がいて, 両方とも教師をしています) - The book, which is on the shelf, is my favorite.
(棚にある本は私のお気に入りです)
「,(コンマ)」の意味も様々ですが、簡単に説明するなら、「言っても言わなくてもどちらでもいいけれど、念のため説明した」といったようなニュアンスの時に使います。
いずれにしても、関係代名詞が「名詞を説明する追加パーツ」という役割を果たすことには変わりありませんね。
関係代名詞使い分けクイズにチャレンジ!
ここまでが、関係代名詞の基本的な使い方です。
最後に、関係代名詞の使い分けクイズにチャレンジしてみましょう!
次の例文で、空白に適した語を選択肢から選んで入れてみてください。
Q1. The girl ____ is sitting next to me is my cousin.
(私の隣に座っている少女はいとこです)
- a) who
- b) which
Q2. The car ____ runs on electricity is eco-friendly.
(電気で走る車は環境にやさしい)
- a) that
- b) who
Q3. The park ____ is nearby is perfect for picnics.
(近くの公園はピクニックに最適です)
- a) which
- b) who
正解がわかったら、コメント欄に書いてみてください。私が添削いたします^^
今日もお読みいただきありがとうございました。それでは!
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