こんにちは、右脳担当のジョージです!
私が英語指導をしていると、リスニングに関する質問をよくいただきます。
英語に興味のあるあなたは、次のような悩みをお持ちではないでしょうか?
- 英語が早口で聞き取れない…
- リンキングなど、音のつながりが聞こえない…
- 英文を聞いても途中から頭が真っ白になる…
気持ちはとてもよく分かります。
私もかつて、リスニングは苦手で、どうやって練習すればいいか、苦労しました。
色々なやり方を試してみては、あまり上達せず悩んだのですが、ある時、私の中で「これはすごい!」と思えたやり方が見つかりました!
それは何かと言うと、ディクテーションです。これは、英語の音を聞いて書き取る練習法で、リスニング力向上に抜群の効果があります!
ただ、ディクテーションと言っても、「やり方がわからない」と思う方も多いでしょう。もしかしたら、「ディクテーションは前にやったけど、途中でやめてしまった」という方もいるかもしれません。
そこで、この記事でお伝えするのは、全脳英語式の新しいディクテーションです! この記事を読めば、全脳英語式ディクテーションのやり方がわかり、今日からでもリスニング力向上を実感できるはずです。
記事の最後には、全脳式ディクテーションの練習問題も用意しました。ぜひ挑戦してみてくださいね^^
全脳英語式ディクテーションとは?
はじめに、全脳英語式ディクテーションが一般的な方法と何が違うのか、説明しましょう。
まず、一般的なディクテーションは「聞こえた英文をすべて書き取る」ことが目的とされます。
全部を書き取ることで、心理的な達成度は上がるのですが、その分、デメリットもありました。代表的なデメリットは次のようなものがあります。
- 冠詞や前置詞など、聞こえない音で書き取りが止まってしまう…
- 固有名詞は何度聞いてもわからない…
このように、ディクテーションだけでは対応できない種類の音は、繰り返し聞いてもわからず、結果、途中で挫折してしまうのです。
そこで、全脳英語式では、「虫食いディクテーション」という新しい方式を導入しました!
虫食いディクテーションは、予め用意した英文のうち、主要な箇所のみ空白にしている文です。
次の例を見てみましょう。上がディクテーションする前の虫食い英文で、下が正解の英文です。
- ___ ___ ___ to ___ the ___.
- She ran quickly to catch the bus. <正解>
この例文では、前置詞 to や冠詞 the が既に埋まっており、それ以外の箇所をディクテーションするようにしています。
そのため、弱く発音される語につまずくことなく、内容的に意味ある語に集中して、ディクテーションできるわけです!
実際、全脳英語メソッドでは、6ヶ月プログラムを受講される方に、虫食いディクテーションをやってもらっています。
- 「完璧を目指さなくていいのは、気持ちが楽…」
- 「何を重点的に聞けばいいかわかったので、通常のリスニングをするにも役立ちそう」
など、喜びの声をたくさんいただいています^^
全脳英語式ディクテーション 5つの手順
虫食いディクテーションをどのようにやればいいのか、5つの手順を説明しましょう!
手順1: 英文と音声を準備する
まずは、英文と音声を準備しましょう。
市販のリスニング問題集を買えば、英文と音声が付属しているので、はじめはそれらを活用しましょう。
手順2: 英文を虫食い状態にする
次に、英文を虫食い状態にします。
冠詞(aやthe)、および前置詞(at, on, in, to, fromなど) は書きとらないので、そのまま残して、他の単語を空白にします。
手書きでも良いですし、パソコン等で作っても構いません。
手順3: 英文の音声を聞く
ウォーミングアップとして、英文の音声を何度か、聞いてみます。
この時点では、まだ書き取る必要はありません。
また、英文を声に出して読んだり、シャドーイングする必要もありません。まずは音を聞きましょう。
手順4: 英文を聞いて書き取る
ここまで準備ができたら、いよいよ英文を書き取っていきます。
音声を聞き、紙やパソコン入力等で、英文を書いていきましょう。
英文は1度だけでなく、2度、3度と繰り返し聞いても構いません。
また、書き取るにはそれなりの時間を要しますから、英文は途中で一時停止しても問題ありません。
知らない単語や発音が難しい語など、全部を書き取れるとは限りません。文全体の8割から9割を埋められたら十分と考えて、その問題は終えるようにしましょう。
手順5: 聞いた英文の答え合わせをする
英文を書き終えたら、答え合わせをします。
模範解答を見て、英文を正しく書き取れているか、チェックしましょう。
虫食いディクテーションは、1日につき、15分から30分程度できると効果的です。内容を覚えてしまうとよくないので、同じ設問を何度も繰り返すよりは、新しい設問に取り組むようにしましょう!
虫食いディクテーションの練習問題にチャレンジ!
虫食いディクテーションの練習問題を準備しました。
音声を聞いて、書き取りにチャレンジしてみましょう!
ディクテーション問題1
___ ___ a ___.
ディクテーション問題2
The ___ ___ ___ behind the ___.
答えはコメント欄に書いていただければ、添削しますよ^^
英文全体を書いてみてください。
それでは!
この記事は、藤永ジョージ先生のサイト『英語を「書き写す」勉強法|目的別2つの方法と効果・おすすめ教材』でもご覧いただけます。
コメント一覧
❶ Please wait a moment.
❷ The sun slowly sets behind the mountains.
1.Please wait a moment.
2.The sun slowly set behind the mountains.
しっかりと聴きとることができました。
1)Please wait a moment.
2)The sun slowly set behind the mountains.