Vol.9:英語の「書き写し」は効果大!リスニング力が一瞬で上がる全脳英語式ディクテーションのやり方を説明【練習問題つき】

右脳ノウハウ

こんにちは、右脳担当のジョージです!

私が英語指導をしていると、リスニングに関する質問をよくいただきます。

英語に興味のあるあなたは、次のような悩みをお持ちではないでしょうか?

  • 英語が早口で聞き取れない…
  • リンキングなど、音のつながりが聞こえない…
  • 英文を聞いても途中から頭が真っ白になる…

気持ちはとてもよく分かります。

私もかつて、リスニングは苦手で、どうやって練習すればいいか、苦労しました。

色々なやり方を試してみては、あまり上達せず悩んだのですが、ある時、私の中で「これはすごい!」と思えたやり方が見つかりました!

それは何かと言うと、ディクテーションです。これは、英語の音を聞いて書き取る練習法で、リスニング力向上に抜群の効果があります!

ただ、ディクテーションと言っても、「やり方がわからない」と思う方も多いでしょう。もしかしたら、「ディクテーションは前にやったけど、途中でやめてしまった」という方もいるかもしれません。

そこで、この記事でお伝えするのは、全脳英語式の新しいディクテーションです! この記事を読めば、全脳英語式ディクテーションのやり方がわかり、今日からでもリスニング力向上を実感できるはずです。

記事の最後には、全脳式ディクテーションの練習問題も用意しました。ぜひ挑戦してみてくださいね^^

全脳英語式ディクテーションとは?

はじめに、全脳英語式ディクテーションが一般的な方法と何が違うのか、説明しましょう。

まず、一般的なディクテーションは「聞こえた英文をすべて書き取る」ことが目的とされます。

全部を書き取ることで、心理的な達成度は上がるのですが、その分、デメリットもありました。代表的なデメリットは次のようなものがあります。

  • 冠詞や前置詞など、聞こえない音で書き取りが止まってしまう…
  • 固有名詞は何度聞いてもわからない…

このように、ディクテーションだけでは対応できない種類の音は、繰り返し聞いてもわからず、結果、途中で挫折してしまうのです。

そこで、全脳英語式では、「虫食いディクテーション」という新しい方式を導入しました!

虫食いディクテーションは、予め用意した英文のうち、主要な箇所のみ空白にしている文です。

次の例を見てみましょう。上がディクテーションする前の虫食い英文で、下が正解の英文です。

  • ___ ___ ___ to ___ the ___.
  • She ran quickly to catch the bus. <正解>

この例文では、前置詞 to や冠詞 the が既に埋まっており、それ以外の箇所をディクテーションするようにしています。

そのため、弱く発音される語につまずくことなく、内容的に意味ある語に集中して、ディクテーションできるわけです!

実際、全脳英語メソッドでは、6ヶ月プログラムを受講される方に、虫食いディクテーションをやってもらっています。

  • 「完璧を目指さなくていいのは、気持ちが楽…」
  • 「何を重点的に聞けばいいかわかったので、通常のリスニングをするにも役立ちそう」

など、喜びの声をたくさんいただいています^^

全脳英語式ディクテーション 5つの手順

虫食いディクテーションをどのようにやればいいのか、5つの手順を説明しましょう!

手順1: 英文と音声を準備する

まずは、英文と音声を準備しましょう。

市販のリスニング問題集を買えば、英文と音声が付属しているので、はじめはそれらを活用しましょう。

手順2: 英文を虫食い状態にする

次に、英文を虫食い状態にします。

冠詞(aやthe)、および前置詞(at, on, in, to, fromなど) は書きとらないので、そのまま残して、他の単語を空白にします。

手書きでも良いですし、パソコン等で作っても構いません。

手順3: 英文の音声を聞く

ウォーミングアップとして、英文の音声を何度か、聞いてみます。

この時点では、まだ書き取る必要はありません。

また、英文を声に出して読んだり、シャドーイングする必要もありません。まずは音を聞きましょう。

手順4: 英文を聞いて書き取る

ここまで準備ができたら、いよいよ英文を書き取っていきます。

音声を聞き、紙やパソコン入力等で、英文を書いていきましょう。

英文は1度だけでなく、2度、3度と繰り返し聞いても構いません。

また、書き取るにはそれなりの時間を要しますから、英文は途中で一時停止しても問題ありません。

知らない単語や発音が難しい語など、全部を書き取れるとは限りません。文全体の8割から9割を埋められたら十分と考えて、その問題は終えるようにしましょう。

手順5: 聞いた英文の答え合わせをする

英文を書き終えたら、答え合わせをします。

模範解答を見て、英文を正しく書き取れているか、チェックしましょう。

虫食いディクテーションは、1日につき、15分から30分程度できると効果的です。内容を覚えてしまうとよくないので、同じ設問を何度も繰り返すよりは、新しい設問に取り組むようにしましょう!

虫食いディクテーションの練習問題にチャレンジ!

虫食いディクテーションの練習問題を準備しました。

音声を聞いて、書き取りにチャレンジしてみましょう!

ディクテーション問題1

___ ___ a ___.

ディクテーション問題2

The ___ ___ ___ behind the ___.

答えはコメント欄に書いていただければ、添削しますよ^^

英文全体を書いてみてください。

それでは!

この記事は、藤永ジョージ先生のサイト『英語を「書き写す」勉強法|目的別2つの方法と効果・おすすめ教材』でもご覧いただけます。

コメント一覧

  1. オガ より:

    ❶ Please wait a moment.
    ❷ The sun slowly sets behind the mountains.

  2. kaz より:

    1.Please wait a moment.
    2.The sun slowly set behind the mountains.

    しっかりと聴きとることができました。

  3. 匿名 より:

    1)Please wait a moment.
    2)The sun slowly set behind the mountains.