Vol.33 【英語の現在形と現在進行形の違い！】使い分けを知って英会話に即活用しよう！

こんにちは！

全脳英語メソッド 左脳担当講師のタナベです。

当ブログでは、毎週、英語学習に役立つ様々な情報を発信しています。

「先生の記事、読みました！」や「なるほどと思いました！」など、皆さまからのあたたかいコメントをいただき、とても励みになっています^^

色々な記事を書いていますが、その中でも特に反響が多いのは、右脳派ジョージ先生によるリスニングに関連する記事と、私がお届けする英語の使い方に関する記事です。

とりわけ、「◯◯と△△の違い」といった内容は、たくさんのアクセスがあり、嬉しく思っています！

例えば、最近の記事では、英語の Can you…? と Could you…? の違いについて、解説しました。まだご覧になっていない方は、ぜひ読んでみてくださいね。

• Vol.31【英語のCan you…?とCould you…?の違い！】英会話にすぐ実践できる使い分けをかんたんに説明！

さて、今日のテーマは現在形と現在進行形の違いについて説明します！

英語を学んでいると、次のようなお悩みを持つ方も多いはずです。

• 現在形と現在進行形の違いがわからない…
• なぜこの場面で現在進行形を使うのか… 現在形ではダメ?
• 直感で現在進行形の文が思い浮かばない…

お気持ちはとても良くわかります。わたしもかつて、これら時制の区別が難しく、苦戦しました^^;

そこでこの記事では、はじめに現在形と現在進行形の使い方を述べた後、違いについて解説していきます。

英語がはじめての方でもわかりやすいよう、なるべくかんたんに説明していきます。

以前にもこれらの違いは述べたことがあるのですが、一度ですべてを理解するのは難しいので、別角度からもう一度学んでいきましょう！

ぜひ最後までご覧くださいね！

現在形は状態や習慣をあらわす

はじめに、現在形（= 単純現在形とも呼ばれます）について、説明していきましょう。

現在形の使い方のキモとなるのは、「状態または普遍的習慣」です。

ちょっと難しいですね… 例を見ていきましょう！

• He is a teacher. (彼は教師です)

この英文では、be動詞の現在形 is が用いられており、「彼は教師です」と言っています。

彼はいつから教師だったのかは、この英文だけではわかりません。去年は教師だったのかもしれませんが、その前は別の仕事をしていた可能性もあります。

いずれにしても、この文で焦点が当てられているのは、現在です。過去や未来はともかく、現時点ではお医者さんという状態を示しているわけですね。

別の例文を見てみましょう。

• I eat bread every day. (私は毎朝, パンを食べます)

この英文では、「食べる」の意味の動詞 eat が使われており、「私は毎朝, パンを食べます」と言っています。

話し手は毎朝、パンを食べるようです。おそらく、昨日もパンを食べ、そして明日もパンを食べるでしょう。

もちろん、場合によっては例外の日もあります。健康診断なので朝食を抜いたとか、具合が悪かったから別の何かを食べたなど…

ただ、そうした例外を除けば、概ね毎日パンを食べているようです。このような現在の習慣をあらわすのに、現在形は使われます。

現在進行形は今まさに起きていることをあらわす

続いて、現在進行形について説明しましょう。

実は、現在形より現在進行形のほうが簡単です。

現在進行形の中心的な意味は「今まさに起きていること」です。話し手の眼の前で起きている何かをあらわすのが現在進行形です。

例を見てみましょう。

• He is playing soccer with his friends. (彼は友だちとサッカーをしています)

動詞の部分に注目すると、is playing という形になっています。これは、play（…をする）の語尾に -ing がつき、そこに be動詞の is がついたものです。

このように、現在進行形は「be+動詞の-ing」の形で用いられます。

意味の面に注目すると、彼がサッカーをしているのは、今まさにこの瞬間です。話し手の眼の前でサッカーをしており、それについて述べている文です。

もちろん、彼は過去にサッカーをしたこともありますし、来週の別の日にサッカーをする予定があるかもしれません。

また、毎週日曜日に必ずサッカーをするなど、習慣的に行っている可能性もあります。

ただ、いずれにしても、この英文があらわしているのは、彼がサッカーをしている最中であるということです。

現在進行形の持つ今まさに起きていることのニュアンスがおわかりいただけるものと思います。

現在形と現在進行形の違いは簡単！

これまでの話を踏まえて、現在形と現在進行形の違いについて述べていきましょう。

次の例文を比較してみましょう。

• I eat breakfast every day. (私は毎日, 朝食を食べる)
• I am eating breakfast right now. (私はちょうど今, 朝食を食べているところです)

上の文は現在形で、「私は毎日, 朝食を食べる」と述べています。話し手は、朝食を取る習慣があるということですね。

一方、下の文は現在進行形で「私はちょうど今, 朝食を食べているところです」と述べています。例えば、朝に友人から電話を受け、何をしているのと聞かれたところ、このような返答をする、といった場面が考えられます。

いずれの英文も、eat（…を食べる）という動詞を使っていることには変わりありません。

しかし、現在形（eat）と現在進行形（be eating）という形が違うだけで、解釈が変わるわけですね。

尚、現在形と現在進行形を判断するには、英文の他の要素に注目してみることもできます。

例えば、例文（上）は every day（毎日）というフレーズがあるため、習慣をあらわすことから、必然的に現在形と決まります。習慣なのに今まさに行っている、は変ですからね。

また、例文（下）は right now（ちょうど今）というフレーズがあるため、必然的に進行形と決まります。

いずれにしても、以下の点を覚えておけば大丈夫です！

• 現在形: 状態または習慣をあらわす
• 現在進行形: 今まさに起きていることをあらわす

現在形と現在進行形の使い分けクイズに挑戦してみよう！

最後に、現在形と現在進行形の使い分けクイズに挑戦してみましょう！

以下、それぞれの設問に2つの英文があります。

AとBの英文のどちらが、指定した状況を適切にあらわすか、答えてみましょう！

Q1. あなたは今、テレビを見ている最中です。その状況をあらわす英文はAとBのどちらが良いでしょうか？

• A: I watch television.
• B: I am watching television.

Q2. あなたは毎日、英語を学習する習慣があります。その状況をあらわす英文はAとBのどちらが良いでしょうか？

• A: I learn English every day.
• B: I am learning English right now.

正解がわかったら、コメント欄に「Q1はA、Q2はB」のように書いてみてください。

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございます。

それでは！