こんにちは、全脳英語メソッド 右脳担当のジョージです!
本ブログでは、毎週、英語初心者の方が使える英語力を身につけられるノウハウを発信しています。
最近の記事では、『【そのまま使える】英語で道案内する際に使える英文5選!使い方を完全解説します』が大人気です!
また、左脳担当タナベ先生の『【日常会話に頻出!】英語のthis, thatの違いは何?使い分け方をわかりやすく説明します』にもたくさんのコメントをいただきました。
まだご覧になっていない方は、ぜひ読んでみてくださいね^^
さて、今日のテーマは英会話です!
英会話というと、英語をやり直すにあたり、誰もが最終的な目標として、「英語を話せるようになりたい」と考えているはずです。
また、「これまで英語を何年も学んだけれど話せない…」といったように、悔しい思いをした方も多いでしょう。
英会話を学ぶには、スクールに通うとか、オンライン英会話を受講するなど様々な方法があります。ただ、私たちの日常生活において、不意に英語を使わなければならない場面が時折あります。
あなたは、次のような経験をしたことはありませんか?
- 街で海外の方に突然、英語で話しかけられた!
- 観光客に英語で何かを尋ねられた!
唐突に英語で話されると、私たちは頭が真っ白になり、日本語では難なく言えるようなことが、英語で話せない… といった現象が起きます。
こうした経験があると、「学生時代一所懸命に英語を学んだのに役に立たなかった…」とか、「こんな簡単なことすら説明できないなんて…」と、ひどく落ち込みますよね。
私もそのような経験を沢山してきたので、お気持ちはわかります。
そこで、この記事では、不意に英語を話す場面において、なぜ英語が出てこないのか、その3つの原因を説明します。具体的な対処法として、とっさに英語で話せる練習法もお伝えするので、役立つはずです。
記事を最後まで読めば、今は英語で話す必要がなくても、いざ必要になった時の対応力が上がります。何年、何十年と生きるスキルになりますよ。
ぜひ最後までご覧くださいね^^
とっさの場面で英語が出てこない原因
原因1: 日本語脳で考えてしまっている
とっさの場面で英語が出てこない1つ目の原因は、日本語脳で考えてしまっているからです。
日本語脳とは、日本語で物事を考え、そして日本語で聞いたり話たりすることです。対して、英語脳は英語でやり取りする力ですね。
私たちが暮らす日本では、99%以上のことが、日本語で完結します。そのため、平常時の私たちは日本語脳で生活しています。
ところが、街で海外の人に話しかけられるなど、とっさに英語を使う際、英語脳に切り替えることに我々は慣れていません。
すると、中学レベルの簡単な英語であっても、聞き取りができず、頭が真っ白になるような感覚で、固まってしまうんですね。
原因2: 難しい言葉を話そうとしすぎている
とっさの場面で英語が出てこない2つ目の原因は、難しい言葉で話そうとしすぎている点にあります。
例えば、日本語で道案内する際、「つきあたり」や「向かい側」といった表現は、普通に使用できるでしょう。
しかし、英語でこうした表現を使うとなると、一瞬、「なんて言えばいいのだろう?」と考えてしまうことになります。
すると、英語が口から出てこず、固まってしまうんですね。
原因3: 日本語の語順で英語を組み立てようとしている
3つ目の原因は、日本語の語順で英語を組み立てようとしている点にあります。
まず、日本語は「私はりんごを食べた」のように、動詞の前に目的語がくる SOV型 の言語です。
一方、英語は I ate an apple.(私は/食べた/りんごを)のように、動詞の後に目的語が来る SVO型 の言語です。
また、日本語は「りんごを食べた」のように主語を省略できますが、英語は命令文などの一部の場合を除いて、主語を省略できません。
日本語の感覚で「りんごを食べた」を英訳しようとすると、「あれ、ate apple かな? でもそれは変だし…」ということで、英語が出てこない状態になってしまうのです。
とっさの場面で英語が出てくるようになる3つのコツ
それでは、英語をとっさに話す際、どのような点に注意すればいいのでしょうか? 3つのコツをお話しましょう!
コツ1: 洋画を見ることで英語脳に切り替える訓練をする
「原因1: 日本語脳で考えてしまっている」への対処方法として、日頃から、英語脳への切り替え訓練をしておくことが望まれます。
ただ、日本で暮らしている中、英語脳への切り替えをどうやったらできるのかと思う方もいらっしゃるでしょう。
ここで役立つのが洋画です。洋画(とりわけ、英語によるもの)は英語ですべての話が展開されるので、英語で考え、理解する力が養われます。
月に1回でも良いので、洋画を見るようにしましょう。字幕なしが望ましいですが、最初は英語字幕があっても構いません。
(ただ、日本語字幕や吹替版は日本語脳が働いてしまうので、NGです!)
コツ2: 簡単な言葉で説明する力を養う
「原因2: 難しい言葉を話そうとしすぎている」への対処方法として、日本語であっても、日頃から簡単かつ短い言葉で説明するクセをつけることが大事です。
例えば、次のような日本語があるとしましょう。
この後歯医者に行くけど、その前に自転車を置きたいんで、空いているか見ておいて!
この日本語文を英語にして話すことは困難です。次のように整理しましょう。
私はこの後、歯医者に行きます。歯医者には自転車で行きます。自転車を駐輪する場所が空いているかどうか、見ておいていただけますか?
日本語としてはやや冗長ですが、文の論理構造を整理できたほか、1文を短くできました。
実際、私たちが英語で何かを話す場合、日本語(= 母語)の世界観より、はるかに簡素なことばを使うようにしましょう。
道案内であれば、「まっすぐ歩いてください(Walk straight.)」や「次の角を右に曲がってください(Turn right at the corner.)」のような、単純な言葉を組み合わせれば、とっさの場面でも英語が出てくるはずです!
コツ3: 英語の語順で日本語を考えてみる
「原因3: 日本語の語順で英語を組み立てようとしている」の対処方法として、普段から英語の語順で日本語を考える癖付けがあります。
例えば、次の日本語を、日本語のままで良いので、英語の語順にしつつ、主語を復元すると、どのようになるでしょうか?
- ラーメンを食べたい!
- 海に行きたい!
英語の語順に変換すると、次のようにいえるでしょう。
- 私は、食べたい、ラーメンを
- 私は、行きたい、海に
このような言い方は、日本語としては自然ではありません。しかし、英語の語順を理解する練習としては役立ちます。
週に1回程度で良いので、語順の変換、やってみてください!
日頃の練習が、とっさの英語使用に役立ちますよ。
まとめ
この記事では、英語をとっさに使う場面において思わず言葉が出なくなってしまう3つの原因と、その対処法について述べてきました。
内容をまとめると次のようになります。
- 原因1: 日本語脳で考えてしまっている
- 原因2: 難しい言葉を話そうとしすぎている
- 原因3: 日本語の語順で英語を組み立てようとしている
- コツ1: 洋画を見ることで英語脳に切り替える訓練をする
- コツ2: 簡単な言葉で説明する力を養う
- コツ3: 英語の語順で日本語を考えてみる
ぜひ、役立ててくださいね!
この記事の感想があれば、コメントもお待ちしております。
それでは!
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